足の番人プロジェクトin世田谷
足を守ることは健康を守ること。健康な生活を守るためには、歩行を、足を守っていくことが必要です。足が痛くなってしまうと病院やクリニックに行くのも歩くのがつらくなってしまう。足を健康を守るためには病院だけでは足りません。病院が患者さんの足を守るだけでなく、身の回りの人の「足と健康」を守ること、「足の番人プロジェクト」はまさに足の健康を地域で支えるためのプロジェクトです。
足を守るためにはまずは正しい足の知識を持たなければなりません。しかし足の正しい知識を知る機会は少なく、また足を人に診てもらう機会はさらに少ないと言えるでしょう。「足の番人プロジェクト」は地域の中で足に関する知識・足をチェックする機会を増やし、「足を診て守れる」人を育てることを通して、よりたくさんの足を助けるために始まりました。
ベーシックコースでは「危ない足(虚血、感染、神経障害)を見分け、問題点をアセスメントすること」と「フットケアの基礎知識」に焦点を置いた講義を行い、最後にテストをすることで、「足の番人」として認定し、ブロンズバッチをお渡ししています(同時に「足の番人」専用HPの掲示板で症例についての相談も可能となります)。
アドバンスコースでは看護師やセラピストによるフットケアの実践講座に加え、糖尿病(糖尿病内科医)、循環血流障害(血管外科医や検査技師)、むくみ(形成外科医)、フットウェア(義肢装具士やシューフィッター)、リハビリテーション(理学療法士)など、さらに足に関する知識を深めたい人向けのセミナーが受講可能で、複数の受講でシルバーバッチと認定されます。
さらにこれまでのコースで身につけた内容を自身の職場や地域に向けて発信して地域のフットケアに関する啓発を行う方、また講師としてご自身のスキルと知識を「足の番人」たちに提供していただいた方はゴールドバッチとして認定しています。
「足の番人」セミナーではさまざまな医療者、セラピスト、靴店などさまざまな方たちが足についての知識を得ています。現在世田谷区を中心に300人以上の「足の番人」が生まれていますが、今後も地域全体でフットケアが安全に行われ、同時に足の健康に関する認識が向上していくことを期待しています。
足の番人HP(https://www.foot-project.net/about-ashinobannin)
足うらフェス
日本フットケア学会学術集会
糖尿病足病変手術研究会
準備中