足の爪の役割を最大限に発揮する基本的な爪の切り方

投稿者:ペディ長崎 看護師
柚之原 かおり

足の爪の役割

足の爪。それ自体はとても小さなものですが、実はとても大きな役割を持っています。
趾先の骨(末節骨)は、爪中央の途中までしかありません。
感覚の敏感な趾先は爪で保護され外部のあらゆる衝撃から守られています。
また足の爪は、安定して身体を支えバランスを取り、歩く時にもつま先に力を入れる働きを担っています。
足の爪は、足の機能に欠かすことのできない大切な部分といえるでしょう。(図1?3)

 

基本的な爪の切り方

この役割を最大限に発揮する爪の切り方の基本は、爪を指(趾)の高さと同じくらいに真直ぐ切り、爪やすりで角を滑らかにしたスクエアオフという形です。(図4参照)

 

角を切り込んだ爪や深爪、また長すぎる爪は、爪の役割を最大限に発揮できないだけではなく、巻き爪や変形爪などのトラブル爪の原因となります。(図5参照)

 

ただし、スクエアオフにすることによって隣接する指(趾)を傷つける恐れがある場合などは、状態に応じて適切なカットをするようにしましょう。