投稿者:湘南あしケア訪問サービス
介護予防セラピスト
中西薫

梅雨に入り蒸し暑い日が続いています。
エアコン、扇風機もそろそろ出番ですね。
しかしフットケアのお客様である高齢者の体感はどうやら違うようです。
足もとを観察すると、この時期でも靴下を重ね履き、ひどい人はカイロまで貼っています。
確かに足は冷えているのですが、冬と同じつもりでいると危険です。

<実は多い、梅雨時の熱中症>
真夏の高温時期に熱中症が多くなるのは想像しやすく、十分な対策をとっているかと思います。
しかし真夏だけでなく、梅雨時から患者は増えてきるので、この時季から対策が重要になってきます。
では、なぜ梅雨時からの対策が必要なのでしょうか?
① 真夏ほど気温が上がらないため、水分摂取が不足がちになる。
② 暑さに身体がまだ慣れていない時季である。
③ 湿度が高いため汗をかいても乾きにくく、体内の熱がこもりがち
④ 高齢者は体温調節がうまくできず、服を着込んで熱がこもりやすい

<高齢者の水分不足と足の浮腫み>
夏でも浮腫みが強い方が多くいます。
これは水分摂り過ぎなのでしょうか?
実は・・・逆なのです。
体内の水分が足りなくなると、その水分不足を補うために細胞内にある水分を外に出すようになります。
そして、この外に出た水分がむくみの原因となるのです。
「喉が渇いたと感じる前の水分補給」と言いますが、脱水症状は自覚がなく進んでいる場合もあります。
高齢者は喉の渇きに鈍くなっています。
また、トイレが頻繁になることを嫌がり水分補給を拒む傾向があります。

<足から熱中症対策>
熱中症対策に、効果的なのが「足浴」です。
「足」をしっかり温めてリラックスしましょう。
足から温まれば自律神経のバランスが整います。

自律神経のバランスが整うと、喉も渇き水分を摂りやすくなります。
脚(足)が温まることによって、第2の心臓であるふくらはぎの筋肉が柔軟になり、動きやすくなります。

身体の先端である足まで届いた血液は心臓まで戻らなければなりません。
血液を心臓まで戻すポンプの役割をしているのが、ふくらはぎの筋肉なのです。ふくらはぎのポンプ機能がきちんと作動すれば、足にたまった水分を体外に排出することができます。
そして足が温まり、血行が良くなり代謝が上がれば汗をかきやすくなり体温調整機能が高まります。

高齢者の浮腫みは注意をして観察をしたい所のひとつです。
この時期の浮腫み予防は、水分補給も心がけましょう。