投稿者:足の専門校SCHOOL OF PEDI
フットケアスペシャリスト
桜井祐子

足のケア専門家フットケアスペシャリストが、からだと足のトラブルの症状別に、自宅で3分でできるビューティフットマッサージを12回シリーズでご紹介します。

第1回は、足裏リフレで改善しよう「冷え・むくみ」です。

冬に限らず1年中、冷えで悩んでいる女性も多いのではないでしょうか?手や足先の末端冷え性、そして内臓の冷えもあります。冷え性に効果的な反射区は、「頭」・「首」・「肝臓」・「腎臓」・「リンパ」です。

所要時間:両足3分


湧泉:2秒押して3秒かけて離す×3回 所要時間:片足15秒
1. 「湧泉(ゆうせん)」は、足の骨の第2指と第3指の骨の間で、少し窪んだところにあります。足の冷え、痛み、そして凝りなどにも効果があります。元「気」が、泉のように「湧」く、からだが元気に疲れを取り除くと言われています。2秒押して3秒かけてゆっくり離すを繰り返してみましょう。


内側ライン:6プッシュ×5回 所要時間:片足30秒
2. 足の内側ラインは、滞りやすく、冷えてむくみやすいところです。うちくるぶしの横から膝にかけて、手の親指を重ねて1プッシュ1秒のペースでゆっくり押していきましょう。途中硬く感じるところは、ゆっくり硬いバターを溶かすように圧をかけましょう。親指で痛い場合は、手のひらでやってみましょう。膝下に流すように行うと効果的。


足の甲:4ライン 所要時間:片足20秒
3. 足の甲は「リンパ系」の反射区で、栄養素や老廃物を運び、病原菌や毒素を撃退する働きがあります。指と指の間(骨間)を指先からゆっくり親指で流しましょう。1指と2指の間をつけ根から足首にかけて5秒流し、すべての骨間をやってみましょう。


足の指:5ストローク 所要時間:片足10秒
4. 足の指は「頭」の反射区で、自律神経系やホルモン系の働きを司り、体温、そして睡眠などの中枢の役割を果たしています。足の指を手の親指で1本1本念入りに下から上に1ストローク2秒のペースでなであげましょう。触れて硬く感じるところは、つまんでみましょう。


足の親指のつけ根:5ストローク 所要時間:片足5秒
5. 足の親指のつけ根は「首」の反射区で、足の親指の付け根ををやわらかくなるまで、硬く感じるところはじっくりつぶすようにしましょう。足の親指の付け根からゆっくり1ストローク1秒のペースで流しましょう。回してもいいでしょう。


10ストローク 所要時間:片足10秒
6. 足指の2指と3指の間をまっすぐ足裏真ん中当たりにおりたところは「腎臓」の反射区で、からだの水分と塩分量を調整し、血液中の余分な水分や老廃物を体の外に出すための尿をつくる器官です。 血圧の調整もする大切な臓器です。 2指の第2関節ゆっくり矢印の方向に刺激しましょう。「腎臓」→「尿管」→「膀胱」と流れを促すように10ストロークしましょう。

冷え性は、とにかく体の中の循環をよくすることが大切です。
夜、足が冷えて寝られないときは、コップいっぱいの温かい白湯や生姜湯を飲んでから、足浴(38-39℃)をして足を温めるとカラダ全体がぽかぽかします。また、寝ている間は、思っている以上に汗をかきます。靴下は、汗をかいた後の冷えにつながりますので、布団に入ってしばらくしたら脱ぐ習慣をつけるといいでしょう。