投稿者:一般社団法人 東京フットケア協会
セラピスト
山本孝志

足裏のイラストに細かい地図のような区分が描かれている「反射区表」というものをご覧になったことがあると思います。60以上の反射区が描かれているので容易に覚えられるものではありません。
諸派があり若干の違いはあるものの、基本的には左足は左半身、右足は右半身を表し、首から上の部位については交差すると言われています。

足つぼ、反射区療法、足裏マッサージなどとも呼ばれますが、ここでは一般的に使われることの多いリフレクソロジーとして説明をしたいと思います。

足裏だけでなく膝から下、または下肢全体をほぐしていくリフレクソロジーですが、主に二つの効果があると言われています。

効果① 血行促進
心臓から遠く、血流が滞りやすい足を刺激することで、血行の促進を図ります。
片足10分から30分程度のリフレクソロジーを施すと、むくみが軽減されたり、尿意を催したりします。また血行促進されることで自律神経の副交感神経が優位になり、施術中から眠くなるなど、リラックス効果を高めることができると言われています。

効果② 反射区を刺激することで足以外の部位の疲れや不調を改善
反射区表にある腰椎の部位を刺激すると腰痛の軽減になったり、目の反射区を刺激すると眼精疲労の軽減になるというのがリフレクソロジーの考え方です。

私もリフレクソロジーを始めた当初、正直この反射区表というのは本当だろうか?と疑問を感じていました。しかし実際に多くの方を施術するにつれ、左耳だけ難聴気味という方は右足の耳の反射区の筋肉に硬いしこりのようなものを感じたり、左の卵巣を摘出したという方は左の卵巣の反射区の筋肉が部分的に硬かったりというような経験を経て、全ての反射区の位置が正しいとまでは言い切れないまでも、ある程度の正確性・信憑性はあると考えています。

リフレクソロジーはベッドに寝たまま施術を受けることもできますし、椅子やソファーに座って施術を受けることもできます。血行不良やむくみのある高齢者にも施術することができ、世間話などしながら実際に手を当てて施術をすることは、良いコミュニケーションツールにもなります。

リフレクソロジーの効能に関しての学術論文もいくつかあるものの、医学的なエビデンスはまだまだ十分とは言えないでしょう。

しかし、特に高齢者であれば優しく足を触られるのは気持ちがよく、とても喜ばれることです。
あまり難しく考えず、まずは軽く足を触る、さすってみるということから始めてみてもいいのではないでしょうか。
反射区表を少しずつ覚えるのは、それからでもいいのではないかと思うのです。