『下肢救済のブレークスルーは何だ?』

末梢動脈疾患(PAD)、特に、重症下肢虚血(CLI)を合併した血液透析(HD)患者さんの予後は極めて悪く、その早期診断・治療と予防体制の確立が急務となっています。
平成28年4月より「下肢末梢動脈疾患指導管理加算」が新設され、HD患者さんにおける PAD への「予防的取り組み」と「医療連携」に対して診療報酬が認められることとなりました。
「足を診る」「紹介する」という行為に加算がつく非常に画期的な認定でした。
その真意は、CLIをいかに早期に発見し適切な治療を行う病院に送るかということですが、一方、各施設においていかに取り組みその成果を出していくかが問われるところでもありました。
それから、3年近くが経過しました。フットケアに取り組む透析施設は増加しPAD重症例も減少している印象ですが、実際、‘下肢救済加算’の成果はどのくらいあったのでしょうか?
今回、菊地 勘先生(下落合クリニック)にデータを元にした連携関連などの解析結果をご紹介していただきます。
また、古橋究一先生(半田東クリニック)には送る側から「何が改善し、何が問題となってきているか?」を、宮下裕介先生(長野赤十字病院)には送られる側として「重症度は変化したのか?実際に救肢率や生存率は改善したのか?」などを発表していただきます。
さらに、この道のエキスパートである4人の先生方に、それらの発表に対する鋭いコメント(ツッコミ?)をいただく予定です。
医療施設間の手技のばらつきが大きく、また、CLI治療も比較的長期となるため、適切な連携の構築が必要ですが、実際、専門施設へ紹介すれば患者は治って戻ってくるというわけではありません。
連携での手詰まり感を抱いている方に解決の糸口がみつかるセッションとなれば幸いです。

佐藤 元美(新城市民病院/腎臓内科部長・人工透析センター長)

プログラム名:会長企画2 検証!‘下肢救済加算’の成果
日程・会場:2月9日(土曜日)14:20~15:20 第1会場

【第17回日本フットケア学会年次学術集会】
日程:2019年2月9日(土)、10日(日)
会場:名古屋国際会議場
大会長:佐藤 元美(新城市民病院 腎臓内科・人工透析センター)
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